TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

NewOrleans駐妻 渡米7カ月頃 出会いはいつも突然やってくる

 How r you doooing?

I'm good. How r you ?

 

祝! ローカル友達作りレース3着は、私!‼!

次男が運んでくれた縁である。勿論、私一人の力ではない。

 

出会いは、1カ月前の事。次男がお呼ばれしたクラスメイトのお誕生日会の時だ。

 

リアルでルイジアニアンと接触するのは、この時がほぼ初めて。それまでは、まだワクチン接種も全体に行き渡っておらず、ソーシャルディスタンスを取ることが声高に叫ばれていたので、初めての人と知り合いになるなど、ほぼ難しい状況だった。

 

ヨーロッパに駐在していた時は、長男のお友達関係で何度も招待されたお誕生日会。次男の時は、日本で一度だけ呼ばれたことがある。それ以来だ。懐かしい想いと共に、不安もよぎった。

 

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お庭に大きなスライダーとトランポリン。
ここまでは、想定通り。

 

(久しぶり過ぎる…。それに、国が違えば、きっとマナーも違うだろうなぁ…。子供を置いていけるんだろうか、それとも、パーティー中ずっと、見守りかしら?コロナ下だし、きっと、他の人も手探りかしら…。それに何と言っても、、ローカルが話す英語、、聞こえるかしら…。)

दान、dāna君が会社の方にリサーチしてくれたものの、

 

दान、dāna君「結局、個々人による…らしいよ。当日、様子を見て判断するしかないね。」

 

(まあ、欲を掻かず、、通訳のदान、dāna君も居てくれるし、取り敢えず、初回だし参加することに意義あり、で行こう。)

 

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やはり、見守り…か。
みんな、椅子持参だし…。これ、何時間立ちっぱなしなわけ???

みんな、帰る様子もなく、持参したであろう椅子を持ち出し、座っている。取り敢えず、子供を水着に着替えさせ、傍らで見守る。招待状には、親の携帯番号も書いていなければ、出欠も取らず、何時に終わるのかも記載がなかった。

 

(うーん、これが、アメリカ人のやり方なのかしら???)

 

そんなことをदान、dāna君とボソボソ呟いていると、同じような事を話しているママ達が傍に。

 

どうやら、状況から察するに、

①すごく仲良しのグループ + ②親族 + ③にぎやかし要員(所謂、さくら)で呼ばれたも同然のクラスメイト

 

から、構成されているようだった。

 

当然、我々は③に属していた。

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左 小一時間、スライダーで遊んだら、ケーキ登場。
お!そろそろ、会も終盤なのかしら。

右 ケーキを食べたら、子供達は室内へ。プレゼント紹介TIME。

3時間弱立ち尽くしていたので、流石に、色々と学校のこと含め、様子が分かった。

ささやき女将として通訳をしてくれた、दान、dāna君のお陰もあるけれど、話しかけてくれたママ達の話も、全く分からないだろうなぁと思いきや、ゼロではなかった。

彼女たちも、お互いに初めまして、だったり、こんな盛大なお誕生日会に呼ばれるのも初めてだというママもいた。

 

お誕生日会の付き添いという一大仕事を終えたが、、、まだ、私にはやらなくてはならない任務があった。

 

(ここで帰っては次がない! 次男が仲良くしている子のママの連絡先だけは、ゲットしよう!)

 

闘志がみなぎり、鼻息荒くチャンスを伺っていたら、向こうから

 

Nママ「連絡先を交換しましょ、もしよかったら、今度一緒に遊びませんか。」

 

(おお~!これまで頑張った甲斐があったよ。ついにローカルのリアルでの知り合いが出来ました。感涙 お友達になれるかは、we will see…。)

 

Have a good one!

NewOrleans駐妻 渡米半年経過後の英語の聞こえ方の変化。

How r you doooo ing !

Good ! Thak you !

 

少しずつだが、対面ではリラックスして対応できるようになってきた。そのせいか、よく手を振られるようになってきたような気がする。気が付けば、自分から自然と手を振っていることもある。

 

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あたまのなかの勝手なイメージ

渡米3ヵ月頃の事。家族で仲良くしてもらっていたESLのLatino友達のご主人から貰ったアドバイス。

 

「とにかく、英語でニュースを見て、英語のドラマや映画をみるんだよ。」

 

ご主人様もニカラグア出身で、小さい頃、国政が極めて悪化した際に、ご両親と共にアメリカへ移民してきたとのことで、英語はネイティブだ。

 

まあ、極めて一般的な助言(←失礼)で、

 

(それが出来たら苦じゃないんだよ、、)

 

と内心思っていた。

 

日本にいるときも、दान、dāna君が毎晩、洋画を見ていたのだが、正直、苦痛で仕方がなかった。字幕を見るのも疲れるし、分からないだけでなく、聞こえもせず、ただただ雑音。

 

それが、ここのところ、映画やドラマを英語の字幕付きで見たいと思うようになってきた。勿論、会話の速度は、相当早いので、耳はなかなか追いつかないのだけれど、字幕をチラ見しつつ、音を聞きつつで、知らない単語が出たなーとか、ここは字幕見ないでも、流せるなー、とか、なんとなーく、だけれど、苦でなく、観れるようになってきた。

 

知っている単語の前後が塊化してきたのが、半年を経過した頃。

その後、その塊も、なんとなく、分かる塊も増えるようになってきた。

でも、速度も速いし、英語の文法は日本語と違うので、頭の中で、長くなったパーツが散らばり、それを頭の中で組み立てて、類推していく過程は変わらない。なので、正確な理解ではなく、行間に含まれたニュアンスなどは完全無視。妄想だけ。

ただ、それが出来るような感覚が掴めたら、やっと雑音という苦痛から逃れられた境地に至った感じだ。

 

 

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英語はとても整然とした言語に思えてくる。

 

動画が苦痛でなく観れるようになると、きっと独学も出来るようになるので、人の手を煩わさなくて済むのかな…。だといいけど。

 

 

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左 近所を小一時間、散歩。
右 ブラウンペリカンが獲物を物色しているところに遭遇。

 

 

ESLのLatino友達で、お医者さんがいる。近所なので、一緒にWalkingをしながら、英語のOutputの練習をした時、彼女がこんなことを言っていた。

 

「おなかの中の胎児も、器官は耳からできるのよ、口からではないのよ。だから、先ず、聞こえるのが先よね。」
 

(聞こえないと言えないし、言えないと聞こえない・・・気がする・・・ 
一体、どっちが先なんだーーー??)

 

と、もがいていた時だった。

 

参考 胎児の器官形成の順番

胎児の発育|家庭の医学|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト (jiji.com)

 

教科書や授業だけでなく、何気ない会話の中にも、そこら中にキラキラ光る答えが溢れているような気がした。

 

発話についてのヒドイ話は、また、追々。

 

Have a great night !

NewOrleans駐妻 もうすぐ渡米8カ月 ルイジアナ語が自分は聞こえているという思い込み ケース②

How r you doooo ing?

(ESlの先生が音を表現してくれた時の書き方。How a-- you でなく、How r you で、 " r "が、残るんだ――!!、と目から鱗。)

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「英語は音自体にメッセージが込められている言語で、ネイティブは綴り通り
には発音していません」という例を挙げてくれた時に先生が書いてくれたもの。

 

わたしが思っている音と先生が思っている音との違いが浮き彫りに。ネイティブの先生からすると、英語と違ってスペイン語は、一音一音の長さが一定に感じられるらしい。英語はもっと音の尺が様々で、その山、谷、強弱にも意味がある、という。

 

なるほど~。

 

日本語でも、強調したい時には、声が大きくなったり、するけれど、英語がもつ、メロディーのような音階には、それ自体に意味が込められているというのを、例を挙げて説明してくれて、とても分かりやすかった。教科書からだけではなかなか学べない。これまで幾度となく聞いたことがあって、頭では、わかっているつもりになっている事が腑に落ちる感覚だ。

 

 

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दान、dāna君に分かりやすく私の現状を理解させるべく、
自分がどれくらい聞こえているのか、ラジオの内容を
聞こえるままに、書きとってみた。(一番最初に書いた7カ月頃のもの)

人と対面で会話できていない状態での8カ月なので、ほぼ、ラジオを毎日聞き続けた状態から得られたもの、っていう程度なのだが、いざ書いてみると、

 

(結構、まんべんなく、聞こえている!)

 

と、一旦、小躍りするも、、

 

(聞こえない箇所が、やっぱり沢山あるな~、文字おこしができない…。)

 

と思う箇所が、どーだろうか、半々というか、内容によるというか。

 

まあ、話すスピードも速いので、知っている簡単な単語を書いている間にどんどん話が進むので、知っている単語を書く必要はないな、と思い、聞こえづらい音、音としては聞こえるけれど、意味がわからない音、を書くように。

 

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最近、書いたもの。


ニュースを正確に理解するまでには、まだまだ、ほど遠いな~。

 

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दान、dāna君が日本でわたしに買ってくれたもの。
最近、やっと、この本の面白さが少し分かってきたところ。


Little by Little、人から、本から、様々なきっかけが重なって、しか、言語習得の方法はないのだろうか。赤ちゃんが言葉を習得する最初の2~3年間の、猛烈な勢いの細胞分裂は、もはや、今のわたしには、無理としても、、でも、時間はかかっても、聞こえるように、意味まで分かるようになるのだろうか。

私が思っている、聞こえていると思っている以上に英語の音は複雑で奥深いように思う。

 

「音、それ自体に、メッセージがある。」

 

もっともっと、音を聞き、音の世界を深く、広く、開拓したい。

 

Hav a nice one !

NewOrleans駐在 渡米7か月経過する頃の小学1年生男子の生態 帰国子女がぶつかる問題

How’s your family ?

(はずよぁふぁみりぃ)

Yeah...I have a problem again.

 

ESLのクラスが始まる少し前に入ると、少しだけ先生と話が出来る。先生もリラックスしているので、単語同士がくっつきまくってて、知ってる単語と、語尾しか、余韻で残らない。会話の流れから、家族のことを聞いてくれたんだね、と判断する。

 

次男君に喜ぶべきことと、やや残念なこととがあった。喜ぶべきこと。

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左 クラスメイトのお誕生日会にお呼ばれしました!祝
我が家でのネイティブお友達作りレース。2着は、次男君!

右 行きたい国を書かせてみたら、やはり、日本が入る。
理由を聞いたら、気付かれないようにしながら、うっすらと涙を浮かべ、
「だって、○○とか、ともだちにあいたいんだもん。」

いつも比較的クールに冷静に過ごしている次男だが、やはり、とても嬉しそう。
日本では小学1年生。少しずつ特定の仲良しが出来る年齢だろう。こちらでは、そうは行かない。けれど、クラスメイトの中でも、比較的、気の合う方の子からの招待状なので、本人も満足気だ。

 

一方、やや残念な事。

 

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左 3rd Gradeの算数。
右 日本で言う特別学級の1st and 2nd Gradeの算数。

 

数カ月前からどうやら、再び、算数も特別学級の方に戻されてしまったようだ。手紙にその旨が書かれていたのだが、私も、दान、dāna君も気が付かずに過ごしてしまっていた。学校側の言い分としては「繰り上がりの概念を理解させるのに、やはり、言葉の問題が大きいので、一旦、元のクラスに戻り、英語での算数の言葉の言い回しに慣れさせる方が良いのではないか」、というものだった。子供の成長曲線に対する学力向上と語学力向上とのせめぎ合い。どちらをどのように優先順位をつけてやっていくか。これが、所謂、帰国子女が必ず、ぶち当たる壁なのだろう。幼稚園児でない限り、どの学年に入ろうと、必ず、その年齢に応じた、乗り越え難い壁である。

 

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いつの間にか、英文でも、スラスラと読む。
小学1年生でドイツから帰国した長男に平仮名、カタカナ、を
教え込んだ時には、どれだけ苦労したか…。それに比べて、次男の場合は、
いつの間にか、家の外で身に付けて来てくれて有難い。


学力の方は、いざとなれば、オンラインで日本の塾に通わせる手段だってある。今は、本当に有難い便利な世の中だ。


けれど、自分達が小学生の頃、そんなに勉強なんて、したかな…。勉強と言えば、母親が準備してくれていた、国語、算数、のドリル、や、公文のプリントをやるのが苦痛で仕方がなかった記憶しかない。

母の口癖「わからないならば、答えを見なさい。悩んだってわからないものは、わからないわよ。」

(なんて、合理的…。あまり、学校じゃ習わないな、この考え、、、)と、子供ながら思っていたものだ。

しかし、他に記憶に残っていること…。

 

自由に、時間の感覚もなく、ひたすら、永遠に続くのではないかと思えるような自由な時間を謳歌していたように思う。何の憂いもなく。

勿論、時代は違う、と、言われそうだ。けれど、むしろ、時代は、もっと豊かな方に進んでいると信じたい。学歴志向や年功序列、人種差別、性差別のあった、わたしの育った20世紀。もう、そんな時代じゃないだろう。

2ndGradeも残り1セミスター。単純に思える算数の問いの背後にある、英語の世界を、しかと、身体で感じて、何かを掴み取ってもらいたいなぁ。

We will see..


はヴぁ、ぐ、わん!

 

 

NewOrleans駐妻 もうすぐ渡米7カ月 ルイジアナ語が自分は聞こえているという思い込み ケース①

How are y'll  doing?

(Haa yal duin)

Good.

 

 ”あい てぃんく あいてぃんく”

数カ月前から長男の発音が気になっていた。

"びかーず びかーず”

 

”I think ”, ”Because”と言っているのだろう。妙な発音でも、本当に子供って気にしないんだなー、と特に訂正もせずに、そのままにしておいた。

 

ある日、地元のラジオ放送から、若い女性の声が。

 

"あい てぃんく”

 

わたし(!もしや、これは、長男が言っていた、”てぃんく”、なのでは!!!)

 

そして、別の日。

 

"びかーず”

 

わたし(!これも、もしや、長男の言ってた、"びかーず"、では!!!)

 

そのまま受け入れるということは、きっと、こういう事なのだろう。
私の中の、"I think" を、カタカナ表記すると、”アイ スィンク” や、”シンク” に近い。"Because"ならば、"ビコーズ”。勿論、ルイジアナの人でも、シンク、や、ビコーズに近い発音をする人もいる。けれど、私が”ビカーズ”に出会っていても、”ビカーズ”とは発音していなかっただろう。”ティンク”も然り。

 

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外人だから、ラティーノだから、きっと、遅刻してくるんだろうなーと、
思っていたら、10分前に到着して車の中で待っていたという。
なんという…。ステレオタイプで人を判断してはいけない。と改めて、
思わせてくれる素敵な出会い。

 

昨日、3ヵ月ぶりに他人と会い、会話をした。いつもLINEやZOOMでつながりはあるものの、直接、人と会ってゆっくりと話をするのは実に久しぶり。なにじんとか、あんまりここでは関係がないのだが、ESL友達のコロンビア人。共通言語が英語しかないので、3時間近く英語で話をしていたら、自分の中のある事に気が付いた。ESLのクラスメイトの個人名がことごとく、出てこないのだ。ミス・ケイ、ルイス、エマン、リチャード。दान、dāna君に相談してみた。

 

わたし「痴呆かね…。健忘症かね…。」

 

दान、dāna君「多分、人の名前を記憶するのに、カタカナなんじゃない?」

 

わたし「いや、ズームの画面上の表記で認識しているから、ローマ字だよ。」

 

दान、dāna君「思うに、無意識にカタカナになっているんじゃないかな。英語で会話している時に、急に、そこに意識が行かなくなるんじゃないのかな。」

 

わたし「(あんまり、納得がいかないけれど、、、)確かに英語を使っている時の脳って、日本語で使っている脳領域と、自分の中では、なんか、違うんだよ。頭頂部っていうか、耳の鼓膜をひっくりかえしたような感覚。日本語みたいに真ん中じゃない。दान、dāna君は、日本語で考える時と英語の時って、自分の頭の中どうなっているの?」

 

दान、dāna君「意味がわからない・・・。おんなじところを使っている感覚だけどね。しかも、頭頂部って・・・それって、英語が上滑りしているって意味?(笑)」

 

わたし「(怒)・・・。」

 

長男のお友達、ネイサン、デボーン。長男は、何も思わず、いつも、Nathan、Devonと発音する。カタカナではない。わたしは、無意識に、カタカナで呼んでいる、気もする。

 

 自分の知っている音、自分の中にある音に近づけて認識をする、”知覚同化モデル”という理論で、私の現象は説明がつく。

 

bilingualscience.com

 

 

良かった・・・健忘症ではない。(きっと。)

 

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私が方言に興味があると言ったからか、ちょいちょい、
フランス語表記混じりでメッセージをくれる。
ルイジアナクレオール語ってやつかしら。

 

しかしなぁ~、世間で一般的に言われている、言語習得の限界年齢の壁を、精神論で打ち破れるかしら。わかった、とか、きこえた、とか、も、結局、自己申告だしね・・・。なるべく、自分に厳しく、検証してみよう。

 

Have a good one!