TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

駐妻 NewOrleansで人生初のハロウィンを経験中

Hi, Sweetie! How are you? (ハ~イ♡ スウィーティ~♡ ハウ ア~ ユ~♡)

いや~、参った。完全に敗北。

相変わらず、おどおどしっぱなしで、挨拶一つ、全然、まともに返せない。なんなんだ・・・と自問自答していた横で。

ごくごく、普通の小太り気味のOBAちゃんが、肉屋の店員に↑このように挨拶。顔馴染みではあるのだろうけれど、お肉屋さんの兄ちゃんも、一気にテンションUP⤴

もう、言葉ってよりも、キャラだろうな~。こういう事を日本語でもいいから自然体に言える女子。女子は無理にしても、OBAちゃん、になりたいものだ。

 

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ドアノブが新品になり、ガタツキも一切なくなった。

ドアノブがあるだけで、どれだけ快適か。

こんなことでも経験しないかぎり、一生、ドアノブの有難さに

気が付くことはなかっただろう。

こちらに来て2カ月が経過した。दान、dāna君が単身先に赴任して、生活の基盤を整えるのに与えられる猶予が、初めての海外駐在の場合は3カ月。2度目の場合は、1カ月。3か国目の駐在ではあり英語圏ではあるが、今回はコロナの影響もあり、極めてイレギュラー。全ての手続きがスムーズにいかなかった。引っ越しもこれから。3カ月くらいを目処に生活が起動にのればいいかな、という感じだ。

ただ、一方で、もう2か月が経ったのか!という気持ちもある。大人になってからの時間の経過の速さは、身体のタンパク質の新陳代謝が時間軸に間に合わなくなるから、という説がある。子供にとってのこの2カ月と、わたしにとってのこの2カ月。きっと全然受けた刺激が違うだろう。

大学の頃、長期の休みを利用して、海外へ1カ月足らずのホームステイを何度か経験した。その時の1カ月間は、未だに忘れられない想い出であり、その時に味わった刺激の数々と比べてみると、なんと、鈍った感受性…(笑)

焦ったってどうしようもない。のは、分かっている。それに、何かを成し遂げたいのであれば、日々の少しずつの変化を積み上げること、でしか人間は変われない。のも、分かっている。けれど、、、これが煩悩なのであろう。

煩悩を要約すれば、自己を中心に据えて思考したときに起きる数々の心の働きである。他者や社会全体を思考の中心に据えれば煩悩は菩提となる。

Wikiより

 菩提(ぼだい)かぁ・・・。

??

菩提って何??

菩提(ぼだい、बोधि; bodhi、bodhi)とは、サンスクリット語・パーリ語のボーディ(bodhi)の音写であり[1]、仏の正覚の智、さとり[2]、仏の悟りの境地[2][3]極楽往生して成仏すること[3]、悟りの智慧[1]などを意味する仏教用語[注釈 1]

Wikiより

 

さらに、悟りを開いた人をBuddha(仏陀)という。 

 

サンスクリット語を音写して仏教用語に取り入れたという、言葉の経緯が気になり、しばし脱線。(笑)

 

そんな煩悩を断ち切るべく、年々鈍くなる感受性に、より強い刺激を求めて、先週末は少し遠出。

 

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左 ポンチャートレイン湖に掛かる大橋を渡り対岸の街

Hammondを目指す。

右 田舎道にこの時期だけ出来るであろう大渋滞

 

目指すは、この時期だけお目に掛かれるパンプキンパッチ(PumpkinPatch)。

www.thfarms.com

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こんなに大混雑とは思いもせず、会場に辿り着くまで

渋滞に巻き込まれること1時間。

到着しても、入るのにこの行列。

日本は季節の行事が沢山あるが、気の利いている日本の幼稚園に大変お世話になり、わたしがうっかり忘れていても次男の幼稚園がちゃんと園で経験させてくれた。これまで海外にいた時も、たいてい、駐在の先輩方が色々と教えてくれた。けれど、今回は誰も教えてくれる人がいない。まあ、今年は様子見で来年でもいっか、くらいに思っていたのだが、コロナ下で今年と来年が同じとは限らないことを身をもって実感した。同じ思いでいてくれた、दान、dāna君が、この界隈で一番有名だというパンプキンパッチを探してくれた。しかし、2人ともパンプキンパッチがなんなのかもよく分からないまま会場へ向かう。

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行列の向こうには広大に広がる広場。

屋外とは言え、コロナ下でこの混雑ぶり…。

 

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巨大トランポリン

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トウモロコシ畑の巨大迷路
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左 カボチャの目や口にボールを投げる遊び

右 干し草で出来た丸太と丸太の間に空間があり、

飛び越える遊び




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渋滞中に我慢していたトイレへ。

けれど、ここでも並ぶ…。

ハロウィンと言えば、”Trick or Treat?"(トリック オア トリート)と言って仮装した子供達が家々を回り、お菓子を貰う風習しか知らなかった。パンプキンパッチは、パンプキン畑にパンプキンを買いに行くのが本来の目的で、そのついでに、ちょっとした子供向けの遊びの施設を設けている感じだ。しかし、対象年齢は、小学校低学年までといった印象。うちの長男は、いつまでも心は6歳児のようなものなので、次男以上にはしゃぎたい心を抑え、小さい子に譲っていた。

長男が小さかった頃は、親も初めての子育てで、その年齢に合わせて行動をしていた。よく考えたら、次男にはいつも長男の予定に合わせて付き合わせてばかりで、次男の年齢相応のことをあまりしてあげて来なかった。おもちゃにしても。長男のおさがりばかりで、新しく買ってもらうことは滅多にない。我々親も年老い、周囲の空気に懐かしさを感じるばかりで、一緒になって、遊ぶ体力がない。(笑)

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最後は、パンプキンを1つ選んでお持ち帰り。

さっと小ぶりで自分の身の丈にあったパンプキンを

探し当てた次男に対し、一番大きくって、形が良くって、

ってのを、いつまでもしつこく探す長男。

渋滞等々で待ち時間の方が長かったくらいだが、正味1時間半ほどパンプキンパッチを堪能し、帰路へ。

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パンプキンパッチ会場に向かう前に寄り道した、Hammondの青空市。

信号機が電線にぶらさがっていて、Disneyアニメ「カーズ」の世界そのもの。

 

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左 フレッシュ野菜を目当てに来たのだが、オーガニックなのか、

どうなのか、よく分からず、結局買わず。

右 ペットまで売っている。

湖を超えただけなのに、気候が全然ちがう。こちらはすっかり秋。

真夏の恰好をしているのは、我が家の男子だけ。

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野菜を使ったパン や ガンボスープ

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コンブチャ や 発酵食
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KETO(糖質制限)の文字

 

帰りには、ハロウィーンの仮装衣装を求めて前から気になっていた”HalloweenSpirit”というお店へ。

 

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店内は・・・

 

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広大な店内の入口には、ちょっとしたアトラクションが。

電気仕掛けで動き出す人形。アメリカ版貞子である。

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全てが、SPOOKY。ハロウィンをなめていた。

ニューオリンズは、他のアメリカの地域のハロウィンよりも

おどろおどろしいことで有名。

怖すぎるので、画像は小さめに。

 

朝から晩まで満喫したプチトリップ。翌日には、大仕事が。

 

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左 パンプキンが臭い臭いと言って、何も、せず、の次男。

右 物を作るのが大好きな長男は、細かな絵を描いて創作に夢中。



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初! 完成したジャック・オー・ランタン

パンプキン・パッチで検索をすると、教会や学校で開催されているものが多数ヒットする。街中にあるのは、どんなのだろう~、と、ニューオリンズ市のダウンタウンでインスタ映えするパンプキン・パッチの教会が紹介されていたので、運転の練習がてら行ってみると・・・。

 

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完売の文字。

基本的には、教会や学校のバザーのような感じでパンプキンが売られ、その売り上げの一部が教会運営資金などにドネーションされるみたいだ。

 

因みにニューオリンズ市で一番有名だというデコレーションの家がこちら。↓

New Orleans 'Skeleton House' goes virtual with Halloween-themed 'Hamilton' parody video - NOLA Weekend

今年はコロナの影響もあり、デコレーションされず。バーチャルバージョンらしい。 

 

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左 長男の作品 日本って…(笑)。

右 次男の作品。意図してないが、むしろ、SPOOKY感が出ている。

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「2人で平日に作ったよ。」by 次男

ハロウィンの由来もなにもよく分かっていなかったけれど、色々と経験してみることでぼんやりながら、ハロウィンというものに近づけたような気もする。

 

ハロウィン本番まで、あと少し。

 

You have a great day!