TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

NewOrleans駐妻 2021年新たなステージへ

hau aaa yuuu doin?

今週から私のESLのクラスが再開した。1カ月近く休みがあったので、ラジオやテレビでなく、画面越しとはいえ、ニューオリンズ育ちの下町英語を生で聞けて(←失礼)、双方向でやりとりが出来るのが、やはり嬉しい。

 

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私が登録している教会のESLのクラスは4段階のレベルがあり、私は9月にレベル3から入った。今回からレベル4へ進むように、と教会から連絡があった。レベル1は、全く、英語が話せない、聞けない、書けない、レベルだそうだ。レベル2と3は、まぁ、片言か、少しよく喋るか程度の違い。レベル4は、傍から見れば、ほぼ、英語が綺麗に操れるレベルである。(私を除く)レベル4修了=大学レベルでも通用する、の基準があるらしい。
この教会のESLの面白いところは、レベルの違うクラスとの合同授業が週に1、2度行われる。自分と違うレベルの人達からの質問を新鮮に受け止めたり、時には、先生の代わりに手を差し伸べたりすることで、お互いの刺激になっている。

 

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年が明けたらマルディグラの季節到来

レベル3のクラスを経て、最終ステージのレベル4へ進んだが、大きな違いは、やはり、クラスに漂う英語のリズムの違い。レベル3のクラスでは、
(ちょっと喋り過ぎかしら、、)と、
反省するほど、時間を割いて喋っていたのだが、レベル4になると、自分に与えられる尺の短さを、勝手に感じ、受け答えが、超シンプルに。


わたし "Yes,I do!" 

逃げるように、即 on ミュート。

 

(まだ、レベル4は、早かったか…)

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これがキングケーキと言われる、マルディグラの名物お菓子。

ゆっくりと落ち着いて、構文を組み立てて、話せばいいのに、変に空気を読んでしまう…。面白いこと、思いつくけど、ああああああ、レベル3だと入れられた突っ込みが、思うように入れられないもどかしさ。考えている間に、タイミングを逸する。言い淀むと、まったく、面白くなくなっている。噛んではいけないオチをいうタイミングで噛んでしまい、落ち込むお笑い芸人の心境と同じだ。

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大きなデニッシュパンにシュガーコーティングしてあるシナモン味が定番。

なんだろう、この感覚。
因みに、今日のレッスンでは、ナイジェリア系アメリカ人のスピーチ動画を見た。人が抱くステレオタイプについてがテーマだった。見終わった後に、どれくらい分かったか?を自己申告でパーセンテージを答えるという、なんとも言えない質問があった。

www.ted.com

母国では通訳の仕事をしていたというヨルダン人の女性が、50%と答えた。
えええええ???彼女で、半分ならば、私は、20%、と答えた。失笑…である。
他の人達は、皆、80%~100%と回答。
笑いを取りに行っていた(←自己申告)レベル3から、笑われることで笑いを取る、と言う…。屈辱である。(もはやお笑い芸人)

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黄色、紫、緑がマルディグラの基本カラー。

”Everybody has to start someday!”

若き頃、アメリカへ遊学中、ゴルフコースを回っていた時に、アメリカ人の紳士から掛けられた言葉である。
何かに挑戦する時には、必ずこの言葉を思い出す。ゴルフボールを探しに茂みに分け入った私の前方で、若者に諭すようにして言った紳士の姿と、乾いた空気と一緒に、鮮明に脳裏によみがえる。

 

唯一の人との接点で、思うように話せないもどかしさ。この年になって、こんなに頑張る必要がどこにあるのだろうか、と、つい後ろを向きそうになる。

今年のわたしの漢字1字は、「樂(楽)」に決めたはずなのになぁ、おかしいなぁ。


Have a good one!