TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

NewOrleans駐妻 渡米半年で知る無知の知?! これまでの人生で味わった事のない底辺の気分

Ha - yu doin ?? Good!



子供達はさすがに毎日、生のリアルの人間に直接話しかけられ、受け止めてもらえ、というのを繰り返しているのもあり、成長曲線のカーブは私よりも、3ヵ月手前にある。きっと今私が苦しんでいる状況を、彼らは、最初の3カ月でぶち当たっていたのだろう。

 

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春になって観光客が増える前に観光客気分を味わう企画
日本からお友達が遊びに来てくれたときのために、
street carで街中に出る道順を予行演習。


半年経って心に誓った事。

その1. 恰好を付けない

その2.  分かった振りをして愛想笑いで逃げない

その3. 分からない時は、分かるまで質問をする

 

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大麻入りのお菓子を売っているっぽいトラック。やはりダウンタウンは物騒である。

 

昨晩のदान、dāna君との会話は、少しだけグッときた。

 

わたし「言葉が分からないってだけで、まるで病気かのように周囲に避けられているような気がするんだけど。このままだと、到底、友達なんて出来る気がしない。」

 

दान、dāna君「でも、日本で、近所に住んでいたトルコ人の方、日本語出来なくって、貴方、友達になってあげていたじゃない。そういう貴方みたいな人が、アメリカにだって、稀かもしれないけれど、いるんじゃない?」

 

わたし「うーん、出会えるきっかけがない。子供のactivity のtrack and fieldでも、周囲の話している内容が理解できれば、仲良く、とまでいかなくても、立ち話くらい出来るだろうに、ぼんやりと、妄想しか、出来ないから、近くに居たって全然入っていけないし…。」

 

दान、dāna君「どんな妄想なわけ?(笑)」

 

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このコーチ役のパパさん。全員の子供の名前を覚えていて、帰り際には、
私にまで、また来週ね、と声を掛けてくれる。感激。

 

わたし「白人だらけの中で、黒人の子が2人程いて、あ、ちょっと、マイノリティっていう共通点があるかも?と、少し淡い期待をして、傍にいたの。そしたら、そのうちの一人のママに、"✖〇pvnuaie5hjTシャツnsv7tywi彼女はいないのajds;o△…????"って、話しかけられたの。」

 

दान、dāna君「それで?」

 

わたし「何言っているのか分からないから、何?って顔したの。そしたら、もう一度、何やら言ってきて、それでも、分からないから、???って顔したら、隣にいた、もう一人の黒人のママが、"〇×sdsarewdsjgiruw2rjjf体育館の売店baskrewiu"って答えたの。
私の妄想では、”次男が着ているチームのTシャツはどこで売っているの?担当の彼女は今日いないの?”と聞いてきて、”それなら売店で売っているわよ。”というやり取りだったのではないだろうか。」

 

दान、dāna君「すごいじゃん、分かってるじゃん。」

 

わたし「いや、両方、私の妄想だから…。周囲のやり取りを全て、妄想で捉えて、勝手に解釈して、って感じ。聞き返しても、結局、スッキリ、人とコミュニケーションした感はなく、妄想で終わってしまう。」

 

わたし「白人だらけの中で、黒人だからという理由でママも少しはマイノリティに感じたりするんじゃないかって淡い期待が多分、この国では、違うんだよね。結局、英語が分かるから、その後、白人のママと話してた。英語がわからない、ってだけで、なんで、こんなシカトされて底辺にいるような気分を味わなくてはならないわけ???(怒)

 ドイツでもチェコでも、周囲に同じような日本人の駐在員がいたし、子供の通うインターナショナルスクールには同じマイノリティとして生きる外国人のお友達がいた。今回はその拠り所が両方ない。ESLのラティーノ友達は、駐在ではなく移民として生き抜くために忙しいし。」

 

दान、dāna君「(大爆笑)きっと、これまでの人生で貴方にイジメられたと感じたことのある人々が聞いたら、拍手喝さいだね!!気持ちが分かったか~って。」

 

わたし「ほんとだよ。どん底なんだけど、こんな気分味わった事ないんだけど。怒」

 

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走り幅跳び。long jumpという。このコーチ役のパパさん。
指導方法が変わっている。跳躍版をどうしても踏み越えてしまう、長男に対して、
”踏み越えたインチ分後ろから下がって走ってくるように”、と。
何度跳んでも同じだけ踏み越えてしまう、長男に。
"WHY ?????"と。長男曰く。
”どんどん下がっていくから、助走で、
疲れて跳べなくなるよ~。”


दान、dāna君「まあ、でも、分からないってことが分かるようになったってのが成長だと思うよ。最初の3カ月は、自分が分かっていないことにも、気付いていなかったんだよ。子供達も同じ道を歩んで来たと思うよ。ついでに言うと、この国では、見た目だけでは、外国人扱いはされないからね。日系2世3世も勿論そうだけど、ラティーノにも、モンゴロイドの見た目の人もいるし、中華系と日系の違いなんて分からないでしょ?でも、アメリカ人だし。ヨーロッパとそれが大きく違うところだよね。日本から来たばかりで、英語が出来ないっていうのをはっきり言わないと、ただ、モジモジしているヤバい奴って逆にみられるからね。アジア人という見た目で差別されているとか、言葉がわからないから排除されているっていうんじゃないと思うよ。言葉が分からないかどうかも分かってもらえていないんだよ。」

 

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子供達の通う学校のparish長さんは、中華系移民3世。
前に私のESLのクラスに特別ゲストに来てくれた際、画面越しに
子供らにまで直々にエールを頂いた。
「最初はわたしもなにもわからなかったわ、貴方の国のこと、きっと、
興味があるはずだから、みんなに教えてあげなさい。」って。

確かに、दान、dāna君は、どこに行っても、「我々は日本から来たばかりで英語が出来ないので、理解していないのは、英語の問題であって、能力に欠陥があるとか、シャイな性格とか、そういうことではないので、何度でも説明して欲しい。」と、説明している。

なるほどな~。

 

दान、dāna君「" Just we moved from Japan. So I cannot understand English very well."これをちゃんと言えるようになれば、きっと、親切な人に出会えたり、日本に興味を持っている人に出会えるようになるんじゃないかな。でも、大丈夫。子供達にもブレイクスルーがあったように、貴方にも、絶対に起きるから。絶対に聞こえるようになるから。」

 

दान、dāna君、一応、経験者だしな~。ほんとかね。こんな、毎日朝から晩までラジオとテレビの音だけで。学校にお迎えに行っても、ドライブスルー状態で、誰とも話さないし。せいぜい、受付のお姉ちゃんに、「トイレ借りたいんだけど。」って聞くだけだし。買い物でも、ha - yu doin ? good ! のやり取りだけだし。

 

この年になって、何かを成し遂げてやろうとか、そんな大そうな夢など高望みしていない。普通に、日本でママ友と立ち話出来ていたのとおんなじように、ただ、他愛のない会話に加われれば、それで、十分なのだけれど。それだけで、平常心で生きていけるのだけれど。

 

次なるステップ。

 

英語ができない、ってことをアピールしてみよう。

 

You have a good one !