TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

NewOrleans駐妻 渡米6カ月ペーパードライバーからの飛躍を振り返る

Hi!

いよいよルイジアナの運転免許試験の申込みをする日が近づいている。

 

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憧れのJeep Wrangler

これまでクリアできた事

①学校と子供の習い事の送迎は安定的に出来るようになった。

②ショッピングモール、行きたいスーパーマーケット(トレジョとホールフーズ)、パン屋、アジア食材店には安定的に行けるようになった。

③総合スーパーマーケット(Target)にも、なんとか自力で行ける。

④郵便局にも行ける。

⑤図書館にも行ける。

⑥普段の生活圏ではない場所の、少し遠くまで運転した。

⑦新しい道を運転してみた。

⑧暗くなってから主要道路を運転した。

⑨普通の駐車場には駐車できるようになった。

⑩制限速度40マイル(東京の主要道路の制限速度並み)道路片側3車線の道路を、混雑時でなければ、なんとか自力で運転した。

⑪後ろから緊急車両が来たときに車線を変更して道を開けた。

⑫スクールバスが真横で停車した時に、慌てずに、同時に停車した。

(アメリカではスクールバスが停車するときには、後続、並走車両は停車しなくてはならない。対向車線も間に緩衝地帯が無い場合には停車しなくてはならない。)

⑬前方工事中のサインにも慌てずに、車線変更できた。

⑭主要道路の交差点が停電していたので、ルートを変更して運転できた。

⑮停電中の信号のある道路を運転した。

⑯雨降りという悪天候の中で運転した。

⑰夕日の逆光がまぶしい中、運転した。

 

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家の前にある電線が集まっている箱。すごい邪魔。
バックで何度か、ぶつけた。

今後の課題

①未だに高速道路には乗れていない。

②時速40マイル道路、片側3車線道路の車線変更がまだ自由にできない。

③右折時に後輪が乗り上げたり、追い越し車線に出そうになる。

④Uターン時に反対車線に出過ぎたり、出なさ過ぎて、後続車両の邪魔になったり、まだ、車の長さがつかめていない。
⑤突然の停電の時に主要道路の交差点を通過しなくてはならない場合、どうクリアするか。

 

活字にすると、恐ろしいなぁ。こんなに出来ていないことがあるのに、どうしよう…。筆記試験もある。会社の方が通訳として付いてくれるというけれど。

 

「テキストくらいは読んでおいてくださいね。」

 

と言われて送られてきたものの、全く、読みたくない…読む気が起きない。

 

दान、dāna君にも散々、罵倒され、叱られ、ここまで来たけれど、車の運転に慣れるのに必要であり、頭で整理がどうしてもできないことが、ある。

 

視覚のマジックだ。

 

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 その1. 車内のフロントガラスから道路を見ると、
道幅よりも車内空間が大きく見えて、
車がはみ出しているように見える。
でも、はみでていない。なぜなんだ…。

空間認知能力が男性の方が女性よりも優れているらしいが、दान、dāna君と未だに折り合いがつかないことがある。車の大きさをどうしても頭で把握できないわたしに、理屈で説明しきれない、 दान、dāna君とのせめぎ合いだ。教習所流のやり方で、実際にदान、dāna君が車の周囲に立ってくれて、車の大きさ理解に努めるが、未だに、身についている気がしない。これがクリアできなければ、憧れのJeepには乗れそうにない。

 

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その2. サイドミラーとバックミラーに映る車が、
どこを走っている車なのか、車線が増えると
分からなくなってしまう。
左右が混乱する。

サイドミラーに映る車の大きさがどれくらいであれば、実際に、どのくらいの位置に車がいるのか。ミラー内の世界と、実世界の尺度の違いを、何度も目視を繰り返して頭に叩き込んだ。これは、日本の教習所でも練習していたやり方で、とても有効だった。反復練習でクリアできる。これがもっと上達すれば、車線変更を自在に出来るようになるだろう。

 

最初の頃は、靴下の厚さ、一つで違和感を感じ、F1レーサー並みのセンシティブさで運転をしてた。リース車が、途中で、Nissann車からFord車に変わった時には、運転のし辛さから、दान、dāna君に、

 

「やっと慣れたのに、殺す気か~!!!!怒」

 

と、八つ当たりをした。

 

その頃に比べると、だいぶん、慣れた。

 

合流のタイミングも、最初は怖くて、車が全く来なくなるまで待っていたけれど、自分が合流される側を何度も経験することで、どれくらいの距離感のときならば、邪魔じゃないな、っていうのが、少しだけだけど、分かるようになった。

 

道も同じ方向だけでなく、逆側から走ってみた。दान、dāna君には理解不能のようだが、全然、違う景色に見えた。(いわゆる、地図が読めない女性脳?のなせる業か。)一方からだけでなく、全方位に道を理解することで、運転の不安が幾分も軽減された。

 

この半年、云わば、命がけで経験値を上げてきた。云十年ものペーパードライバーだったわたしが、なんとか、国際免許だけで、ここまで来れた。

が、こんなのでアメリカの国内免許取得は、果たして出来るのだろうか。

 

See you next time!

NewOrleans駐妻 渡米半年で知る無知の知?! これまでの人生で味わった事のない底辺の気分

Ha - yu doin ?? Good!



子供達はさすがに毎日、生のリアルの人間に直接話しかけられ、受け止めてもらえ、というのを繰り返しているのもあり、成長曲線のカーブは私よりも、3ヵ月手前にある。きっと今私が苦しんでいる状況を、彼らは、最初の3カ月でぶち当たっていたのだろう。

 

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春になって観光客が増える前に観光客気分を味わう企画
日本からお友達が遊びに来てくれたときのために、
street carで街中に出る道順を予行演習。


半年経って心に誓った事。

その1. 恰好を付けない

その2.  分かった振りをして愛想笑いで逃げない

その3. 分からない時は、分かるまで質問をする

 

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大麻入りのお菓子を売っているっぽいトラック。やはりダウンタウンは物騒である。

 

昨晩のदान、dāna君との会話は、少しだけグッときた。

 

わたし「言葉が分からないってだけで、まるで病気かのように周囲に避けられているような気がするんだけど。このままだと、到底、友達なんて出来る気がしない。」

 

दान、dāna君「でも、日本で、近所に住んでいたトルコ人の方、日本語出来なくって、貴方、友達になってあげていたじゃない。そういう貴方みたいな人が、アメリカにだって、稀かもしれないけれど、いるんじゃない?」

 

わたし「うーん、出会えるきっかけがない。子供のactivity のtrack and fieldでも、周囲の話している内容が理解できれば、仲良く、とまでいかなくても、立ち話くらい出来るだろうに、ぼんやりと、妄想しか、出来ないから、近くに居たって全然入っていけないし…。」

 

दान、dāna君「どんな妄想なわけ?(笑)」

 

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このコーチ役のパパさん。全員の子供の名前を覚えていて、帰り際には、
私にまで、また来週ね、と声を掛けてくれる。感激。

 

わたし「白人だらけの中で、黒人の子が2人程いて、あ、ちょっと、マイノリティっていう共通点があるかも?と、少し淡い期待をして、傍にいたの。そしたら、そのうちの一人のママに、"✖〇pvnuaie5hjTシャツnsv7tywi彼女はいないのajds;o△…????"って、話しかけられたの。」

 

दान、dāna君「それで?」

 

わたし「何言っているのか分からないから、何?って顔したの。そしたら、もう一度、何やら言ってきて、それでも、分からないから、???って顔したら、隣にいた、もう一人の黒人のママが、"〇×sdsarewdsjgiruw2rjjf体育館の売店baskrewiu"って答えたの。
私の妄想では、”次男が着ているチームのTシャツはどこで売っているの?担当の彼女は今日いないの?”と聞いてきて、”それなら売店で売っているわよ。”というやり取りだったのではないだろうか。」

 

दान、dāna君「すごいじゃん、分かってるじゃん。」

 

わたし「いや、両方、私の妄想だから…。周囲のやり取りを全て、妄想で捉えて、勝手に解釈して、って感じ。聞き返しても、結局、スッキリ、人とコミュニケーションした感はなく、妄想で終わってしまう。」

 

わたし「白人だらけの中で、黒人だからという理由でママも少しはマイノリティに感じたりするんじゃないかって淡い期待が多分、この国では、違うんだよね。結局、英語が分かるから、その後、白人のママと話してた。英語がわからない、ってだけで、なんで、こんなシカトされて底辺にいるような気分を味わなくてはならないわけ???(怒)

 ドイツでもチェコでも、周囲に同じような日本人の駐在員がいたし、子供の通うインターナショナルスクールには同じマイノリティとして生きる外国人のお友達がいた。今回はその拠り所が両方ない。ESLのラティーノ友達は、駐在ではなく移民として生き抜くために忙しいし。」

 

दान、dāna君「(大爆笑)きっと、これまでの人生で貴方にイジメられたと感じたことのある人々が聞いたら、拍手喝さいだね!!気持ちが分かったか~って。」

 

わたし「ほんとだよ。どん底なんだけど、こんな気分味わった事ないんだけど。怒」

 

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走り幅跳び。long jumpという。このコーチ役のパパさん。
指導方法が変わっている。跳躍版をどうしても踏み越えてしまう、長男に対して、
”踏み越えたインチ分後ろから下がって走ってくるように”、と。
何度跳んでも同じだけ踏み越えてしまう、長男に。
"WHY ?????"と。長男曰く。
”どんどん下がっていくから、助走で、
疲れて跳べなくなるよ~。”


दान、dāna君「まあ、でも、分からないってことが分かるようになったってのが成長だと思うよ。最初の3カ月は、自分が分かっていないことにも、気付いていなかったんだよ。子供達も同じ道を歩んで来たと思うよ。ついでに言うと、この国では、見た目だけでは、外国人扱いはされないからね。日系2世3世も勿論そうだけど、ラティーノにも、モンゴロイドの見た目の人もいるし、中華系と日系の違いなんて分からないでしょ?でも、アメリカ人だし。ヨーロッパとそれが大きく違うところだよね。日本から来たばかりで、英語が出来ないっていうのをはっきり言わないと、ただ、モジモジしているヤバい奴って逆にみられるからね。アジア人という見た目で差別されているとか、言葉がわからないから排除されているっていうんじゃないと思うよ。言葉が分からないかどうかも分かってもらえていないんだよ。」

 

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子供達の通う学校のparish長さんは、中華系移民3世。
前に私のESLのクラスに特別ゲストに来てくれた際、画面越しに
子供らにまで直々にエールを頂いた。
「最初はわたしもなにもわからなかったわ、貴方の国のこと、きっと、
興味があるはずだから、みんなに教えてあげなさい。」って。

確かに、दान、dāna君は、どこに行っても、「我々は日本から来たばかりで英語が出来ないので、理解していないのは、英語の問題であって、能力に欠陥があるとか、シャイな性格とか、そういうことではないので、何度でも説明して欲しい。」と、説明している。

なるほどな~。

 

दान、dāna君「" Just we moved from Japan. So I cannot understand English very well."これをちゃんと言えるようになれば、きっと、親切な人に出会えたり、日本に興味を持っている人に出会えるようになるんじゃないかな。でも、大丈夫。子供達にもブレイクスルーがあったように、貴方にも、絶対に起きるから。絶対に聞こえるようになるから。」

 

दान、dāna君、一応、経験者だしな~。ほんとかね。こんな、毎日朝から晩までラジオとテレビの音だけで。学校にお迎えに行っても、ドライブスルー状態で、誰とも話さないし。せいぜい、受付のお姉ちゃんに、「トイレ借りたいんだけど。」って聞くだけだし。買い物でも、ha - yu doin ? good ! のやり取りだけだし。

 

この年になって、何かを成し遂げてやろうとか、そんな大そうな夢など高望みしていない。普通に、日本でママ友と立ち話出来ていたのとおんなじように、ただ、他愛のない会話に加われれば、それで、十分なのだけれど。それだけで、平常心で生きていけるのだけれど。

 

次なるステップ。

 

英語ができない、ってことをアピールしてみよう。

 

You have a good one !

NewOrleans駐妻 渡米もうすぐ半年経過辺りのこと。ダイエットで言うところの停滞期か?!

ha yu doin?
Good nd yu⤴


初めてドギマギせずに返せた。2週間前の事。渡米して、5カ月半位のことかな。

地元の近所のスーパーマーケットのレジ打ちのおばちゃん相手に。肩肘張らずに、自然に聞けた。地元の馴染むって本当に大事。

でも、たった、ここまで来るのに、毎日、毎回、ドキドキ、禿げそうな思いでした。

(親切そうな人の列を選んで並ぼうか、それとも、無難に黙々とレジ打ちをしている人の列に並ぼうか…。)

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トレーダージョーズの店内もきっと地域によって
飾りつけが違うのだろう。ルイジアナには、たった2軒しかない。
ニューオーリンズっぽい絵が飾られている店内。

 

ある日の事。

黄緑色に染めた髪の毛をベリーショートに刈り上げトレジョの店員さんの中でもとりわけ目立つ風貌の彼女。いつも明るく笑顔で接客をしている。

(ああ、彼女の列に並んでみよっかな…。)

(けれど、もし、あんなに朗らかに誰とでも接している人が、私の番になって態度を豹変させたら、もう、二度とトレジョに来たくなくなるかもしれない…。)

思い切って彼女の列に並んでみた。

haroharo~♪♪♪

なんと!!!

ド変化球~~!!!

凄いわ…。やはり、何か違うと思っていたけれど、そんな風に来ようとは。

わたし「は~い」

無難に返答。そこで、haroharo~、とは返せない器のちっささ。

こんな時、母ならば、

「はろはろ~♪♪ にほんごだと、ないわね~。にほんごだとね、こんにちは、と、いうのよ。」

と、話し始めそう…。それはさておき。

その後も、

「冷たいものと一緒に野菜も入れておくわね~♡、あ、いっけな~い!まちがえるところだったわ~♡・・・・・」と、笑顔で、独り言なのか、私に話しているのか、よく分からないけれど、終始、朗らかに手際よく、嫌な思いを微塵も感じさせず、素晴らしい接客。ザ・プロだった。

 

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今年のマルディグラはパレードが中止になり、ハウスフロート、
ヤルディグラと呼ばれる庭に飾りつけをする動きが盛んに。 

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今日で渡米後、丸6カ月が経過。「3」と言う数字は、やはりマジックワードである。
最初の3カ月は何もかもが目新しく、日々が驚きと衝撃の連続。日々の一つ一つが新鮮であり刺激的で記憶にも鮮明に残っている。

4カ月~6カ月はというと、季節が変わり再びコロナの警戒フェーズが上がった為、警戒感が強まったのもあるけれど、自粛自粛で他人とは対面では、ほぼ合わず、学校のお休みや会社の在宅勤務も重なり、家族で過ごす時間が多かった。

家族でこんなに時間を過ごせるなんて、これまでの常識ではなかったこと。貴重ではある反面、刺激や緊張感に欠ける。(家族内では、わたしだけかな?)
子供もदान、dāna君も、学校や習い事、会社もあるので、私からすれば、日々、刺激がある。

この地の人達の魂とも言える一大イベントのマルディグラパレードも中止とあって、正直、内心、わたし一人、刺激に欠ける日々。少しでも記憶に残る刺激を求めて、彷徨っていたように思う。

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ディスクゴルフをしてみたり。
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左 自然公園に自然のワニを見つけに行ったり、
右 春の風物詩である、ザリガニ料理を食べてみたり。
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観光客気分で街中を散策したり、
観光客相手の地元料理教室に潜入してみたり。

オンラインでは世界中と繋がれる世の中ではあるけれど、残念ながら、今の技術では、聴覚と視覚にしか訴えかけることが出来ない。人間には、定義されているものだけでも、他にも、嗅覚、味覚、触覚がある。この五感を使わなければ、実体験とは程遠く、将来の記憶としては残って行きにくい。と、ある方が言っていた。
私は、妙に納得し、

 

(その通りだよな~、、、)

 

と、この、一人、家に張り付けにでもされているような状況を一人嘆いていたのだが、長男にぼやいてみたところ、

 

長男「ママは、古いね。じゃあ、画面の前で、レモンをかじりながら、踊ってみたら?? うぉ~~、すっぱ~い!」

わたし「・・・。でもさ、ママだけがこっちでレモンかじったって、相手とは共感できていないでしょ???」

長男「じゃあ、相手にもかじってもらえば、いいんだよ。みんなで、レモンをかじりながら、踊って、授業するんだよ。うぉ~~!!!」

まあ、これ以上掘り下げても、仕方がないので、長男の意見はスルー。その代わり、アロマディフューザーでアロマの香りを焚くことにしてみた。少し、癒された。

 

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柑橘系はいつも大量に家にあるけれども、、


子供って、本当にすごいなと思う。こうも脳天気でいれることがすごいと思う。
英語を出来るようになりたい、なんて、下心も微塵もない。所属した、日本で言うところの地元のスポーツ少年団でも、周りがワイワイとお喋りしたり騒ぐ中、ポツンと所在なく立っているように傍から見えても、それでも、動じない。
気を遣って話しかけてくれるコーチ相手にも、コーチが話している内容が分からなければ、そのまま全無視。ニコリともしない。

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左 女の子だけのクラスのときも、、
右 対象年齢の範囲ではあるけれど、小さい子が多いけれども、、

私なんかは、その対極。

周囲に人はいるのに、自分だけは、孤立していると感じ、折角、話しかけてくれた相手の気分を害したくはないと、何言っているのか、10%も分かってないのに、適当に笑顔で相槌をうつ…。そして、帰宅後、自己嫌悪。

もっともっと、子供を見習おう。分からない時には、分からないと言う。聞き返す勇気を持とう。格好を付けない、分かった振りをしないことから、もう一度始めよう。

Have a good one!

New Orleans滞在3~5カ月の頃の友達事情 中1長男編

ha yu doin ? (は ゆ どぅーいん)

Goo ! …(間をおいて)yu ?? 

で、いいらしい。दान、dāna君が会社の廊下で人とすれ違う時に使っているバージョン。これならば、リズムを崩さないかも。まだ、試せてはいないけど…。

 

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Zuluと呼ばれるアフリカ部族の方達を祖先に持つ
団体が過去にパレードに出た時の山車の展示。
今年のマルディグラは中止が決定しているので、
あちこちで、試行錯誤が続いているようだ。

ja.wikipedia.org

 

書こう書こうと思いつつ、なかなか、書けずにいた。さかのぼりながら書くと、結論に至らないような気がするので、先に、結論から。


ズバリ。我が家での地元っ子友達作りレース。
最初にゴールを切ったのは、長男。
長男には、地元のアメリカ人の友達が出来たようだ。

 

振り返れば、渡米2カ月経過した頃のこと。取り敢えず学校には通うけれど、誰とも話さない、話せない。ひたすら携帯片手に時間をつぶし、迎えの車内では、

長男「学校つまんない。誰とも話さない。日本に帰りたい。」

と溜め息ばかりの日々だった。

 

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右 当時のママとのやり取り
左 翻訳アプリを使い、みんなが遊んでいるゲームの
名前を聞いてきた頃のメモ

 

学校では、殆ど話さないけれど、ゲームの世界では無言で一緒に遊ぶという日々だった。現代っ子のコミュニケーションの取り方でもあるとは認めつつも、このままの状態が続いた時の息子の精神状態を案じ、私なりに、何か出来ることはないか考えていた。ESLのクラスでも悩みを打ち明けたところ、前にレディースランチをしたメンバーの一人が、

「うちの息子とプレイデートさせてみる?引越しで忙しい最中だろうけれど、きっと早い方がいいんじゃないかしら。」

と、声を掛けてくれ、家族をご自宅に招いてくれた。

 

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彼女も旦那様もお酒を飲まないというのに、わざわざ、
私達の為に用意してくれたWelcomeドリンク。地元のビールABITA。

今思うと、本格的に寒くなり、コロナの感染が再び広がる前のタイミング。彼女のご家族は、旦那様も子供達もほぼステイホーム。一方、うちは、皆、会社に出勤し学校にも通っている。どちらかと言うと、うちが保菌している可能性の方が、遥かに高かった。三密を過渡に避けて、心身が病んでいくのと、コロナ感染リスクがゼロではないことを覚悟の上、適度に密を避ける、のとを、天秤にかけ、決断した。

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彼女の地元のニカラグア料理。


 こんなに盛大にもてなしてくれるとは想像だにしておらず、感動はMAX。
社交的でインターナショナルなセンスを持ったご主人様と、まっすぐに人の目を見て、天使のような笑顔を見せる子供達。ただただ、有難く、癒された。
気を遣って、長男に対し、英語で色々話しかけてくれる長男よりたった1歳年上のエミリオ君。公園で遊び、ゲームもし、お菓子を食べながらテレビも一緒に観て、久しぶりの感覚だった。
張り詰めいていた緊張が親子共々ほぐれた。
また、旦那様からदान、dāna君にも、貴重な地元の情報を教えてもらい、翌週から地元のスポーツチームに加入することが出来た。

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左 コロナの為、今シーズンは練習なしで大会のみ。
右 次男の夢だったテニス。

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バスケットボールのシーズンが終わったら、次は、陸上競技のシーズンへ。
アメリカでは、一つの競技をずっとやり続けるのではなく、シーズン毎に
色んなスポーツをやるようだ。マイケルジョーダンが、
バスケットボール選手生命を終え、メジャーリーグに挑戦したように、
色んな可能性を育むやり方だ。

 そんなこんなで、子供達は日々、元気に忙しく、年を越し。
クリスマス休暇が終わり、学校へ復帰した1週間後くらいの事だっただろうか。

 

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渡米5カ月と1週間経過時点。

いつものように土曜日の朝、日本のお友達とゲームを楽しんでいた時の事。突然、長男が英語で話し始めたのだ。


!・???何が起きたというのか???

わたし「え??どうしたの??」

長男「デボーン(学校の友達)が、入ってきた。一緒にやりたいって。」

 

なんと!!!

ゲーム内でのインターナショナルマッチ。

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マルディグラのコスチューム。今年はパレードがないけれど、
みんな、どこで着るのだろう。

記念すべき1月30日(土)。
この日を境に、学校から帰ったら、ヘッドフォン越しに英語で会話をしながら、友達とゲームが出来るようになり、学校でも友達とちょっとした会話をするようになったようだ。

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キャラクターもそれぞれ。

長男 「ママ、アメリカ人ってのは、時間をまもらないの?
連絡しても連絡くれないし…」

わたし「守る人もいるし、守らない人もいるよね。きっと。けれど、
日本人ほど、相手に迷惑をかける、とかって、相手のことを気遣わない
かもしれないね。自分のタイミングを大事にするかもね。家具の配達も
日本とは同じじゃなかったでしょ。」

後日

長男「ママの言う通りだった。
デボーンはちゃんとしているってのが、
分かった。それに対して…」


お迎えの風景が変わった。
友達と手を振り合ったり、「あとでな」的な一言を交わしている様子が見られるようになった。車内での会話も声が明るくなった。はしゃぎ過ぎ、浮かれすぎ、なくらいに、元気になった。まあ、良かったかな。

それにしても、メールのやり取りでも、しつこいくらいに、遊べるか、と問いただす息子のしつこさ、執念が、我が息子ながら、凄いなと母は思ったよ…。
いったい、誰に似たのか。

 Have a good one !

NewOrleans駐妻 2021年新たなステージへ

hau aaa yuuu doin?

今週から私のESLのクラスが再開した。1カ月近く休みがあったので、ラジオやテレビでなく、画面越しとはいえ、ニューオリンズ育ちの下町英語を生で聞けて(←失礼)、双方向でやりとりが出来るのが、やはり嬉しい。

 

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私が登録している教会のESLのクラスは4段階のレベルがあり、私は9月にレベル3から入った。今回からレベル4へ進むように、と教会から連絡があった。レベル1は、全く、英語が話せない、聞けない、書けない、レベルだそうだ。レベル2と3は、まぁ、片言か、少しよく喋るか程度の違い。レベル4は、傍から見れば、ほぼ、英語が綺麗に操れるレベルである。(私を除く)レベル4修了=大学レベルでも通用する、の基準があるらしい。
この教会のESLの面白いところは、レベルの違うクラスとの合同授業が週に1、2度行われる。自分と違うレベルの人達からの質問を新鮮に受け止めたり、時には、先生の代わりに手を差し伸べたりすることで、お互いの刺激になっている。

 

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年が明けたらマルディグラの季節到来

レベル3のクラスを経て、最終ステージのレベル4へ進んだが、大きな違いは、やはり、クラスに漂う英語のリズムの違い。レベル3のクラスでは、
(ちょっと喋り過ぎかしら、、)と、
反省するほど、時間を割いて喋っていたのだが、レベル4になると、自分に与えられる尺の短さを、勝手に感じ、受け答えが、超シンプルに。


わたし "Yes,I do!" 

逃げるように、即 on ミュート。

 

(まだ、レベル4は、早かったか…)

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これがキングケーキと言われる、マルディグラの名物お菓子。

ゆっくりと落ち着いて、構文を組み立てて、話せばいいのに、変に空気を読んでしまう…。面白いこと、思いつくけど、ああああああ、レベル3だと入れられた突っ込みが、思うように入れられないもどかしさ。考えている間に、タイミングを逸する。言い淀むと、まったく、面白くなくなっている。噛んではいけないオチをいうタイミングで噛んでしまい、落ち込むお笑い芸人の心境と同じだ。

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大きなデニッシュパンにシュガーコーティングしてあるシナモン味が定番。

なんだろう、この感覚。
因みに、今日のレッスンでは、ナイジェリア系アメリカ人のスピーチ動画を見た。人が抱くステレオタイプについてがテーマだった。見終わった後に、どれくらい分かったか?を自己申告でパーセンテージを答えるという、なんとも言えない質問があった。

www.ted.com

母国では通訳の仕事をしていたというヨルダン人の女性が、50%と答えた。
えええええ???彼女で、半分ならば、私は、20%、と答えた。失笑…である。
他の人達は、皆、80%~100%と回答。
笑いを取りに行っていた(←自己申告)レベル3から、笑われることで笑いを取る、と言う…。屈辱である。(もはやお笑い芸人)

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黄色、紫、緑がマルディグラの基本カラー。

”Everybody has to start someday!”

若き頃、アメリカへ遊学中、ゴルフコースを回っていた時に、アメリカ人の紳士から掛けられた言葉である。
何かに挑戦する時には、必ずこの言葉を思い出す。ゴルフボールを探しに茂みに分け入った私の前方で、若者に諭すようにして言った紳士の姿と、乾いた空気と一緒に、鮮明に脳裏によみがえる。

 

唯一の人との接点で、思うように話せないもどかしさ。この年になって、こんなに頑張る必要がどこにあるのだろうか、と、つい後ろを向きそうになる。

今年のわたしの漢字1字は、「樂(楽)」に決めたはずなのになぁ、おかしいなぁ。


Have a good one!