TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

New Orleans滞在3~5カ月の頃の友達事情 中1長男編

ha yu doin ? (は ゆ どぅーいん)

Goo ! …(間をおいて)yu ?? 

で、いいらしい。दान、dāna君が会社の廊下で人とすれ違う時に使っているバージョン。これならば、リズムを崩さないかも。まだ、試せてはいないけど…。

 

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Zuluと呼ばれるアフリカ部族の方達を祖先に持つ
団体が過去にパレードに出た時の山車の展示。
今年のマルディグラは中止が決定しているので、
あちこちで、試行錯誤が続いているようだ。

ja.wikipedia.org

 

書こう書こうと思いつつ、なかなか、書けずにいた。さかのぼりながら書くと、結論に至らないような気がするので、先に、結論から。


ズバリ。我が家での地元っ子友達作りレース。
最初にゴールを切ったのは、長男。
長男には、地元のアメリカ人の友達が出来たようだ。

 

振り返れば、渡米2カ月経過した頃のこと。取り敢えず学校には通うけれど、誰とも話さない、話せない。ひたすら携帯片手に時間をつぶし、迎えの車内では、

長男「学校つまんない。誰とも話さない。日本に帰りたい。」

と溜め息ばかりの日々だった。

 

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右 当時のママとのやり取り
左 翻訳アプリを使い、みんなが遊んでいるゲームの
名前を聞いてきた頃のメモ

 

学校では、殆ど話さないけれど、ゲームの世界では無言で一緒に遊ぶという日々だった。現代っ子のコミュニケーションの取り方でもあるとは認めつつも、このままの状態が続いた時の息子の精神状態を案じ、私なりに、何か出来ることはないか考えていた。ESLのクラスでも悩みを打ち明けたところ、前にレディースランチをしたメンバーの一人が、

「うちの息子とプレイデートさせてみる?引越しで忙しい最中だろうけれど、きっと早い方がいいんじゃないかしら。」

と、声を掛けてくれ、家族をご自宅に招いてくれた。

 

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彼女も旦那様もお酒を飲まないというのに、わざわざ、
私達の為に用意してくれたWelcomeドリンク。地元のビールABITA。

今思うと、本格的に寒くなり、コロナの感染が再び広がる前のタイミング。彼女のご家族は、旦那様も子供達もほぼステイホーム。一方、うちは、皆、会社に出勤し学校にも通っている。どちらかと言うと、うちが保菌している可能性の方が、遥かに高かった。三密を過渡に避けて、心身が病んでいくのと、コロナ感染リスクがゼロではないことを覚悟の上、適度に密を避ける、のとを、天秤にかけ、決断した。

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彼女の地元のニカラグア料理。


 こんなに盛大にもてなしてくれるとは想像だにしておらず、感動はMAX。
社交的でインターナショナルなセンスを持ったご主人様と、まっすぐに人の目を見て、天使のような笑顔を見せる子供達。ただただ、有難く、癒された。
気を遣って、長男に対し、英語で色々話しかけてくれる長男よりたった1歳年上のエミリオ君。公園で遊び、ゲームもし、お菓子を食べながらテレビも一緒に観て、久しぶりの感覚だった。
張り詰めいていた緊張が親子共々ほぐれた。
また、旦那様からदान、dāna君にも、貴重な地元の情報を教えてもらい、翌週から地元のスポーツチームに加入することが出来た。

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左 コロナの為、今シーズンは練習なしで大会のみ。
右 次男の夢だったテニス。

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バスケットボールのシーズンが終わったら、次は、陸上競技のシーズンへ。
アメリカでは、一つの競技をずっとやり続けるのではなく、シーズン毎に
色んなスポーツをやるようだ。マイケルジョーダンが、
バスケットボール選手生命を終え、メジャーリーグに挑戦したように、
色んな可能性を育むやり方だ。

 そんなこんなで、子供達は日々、元気に忙しく、年を越し。
クリスマス休暇が終わり、学校へ復帰した1週間後くらいの事だっただろうか。

 

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渡米5カ月と1週間経過時点。

いつものように土曜日の朝、日本のお友達とゲームを楽しんでいた時の事。突然、長男が英語で話し始めたのだ。


!・???何が起きたというのか???

わたし「え??どうしたの??」

長男「デボーン(学校の友達)が、入ってきた。一緒にやりたいって。」

 

なんと!!!

ゲーム内でのインターナショナルマッチ。

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マルディグラのコスチューム。今年はパレードがないけれど、
みんな、どこで着るのだろう。

記念すべき1月30日(土)。
この日を境に、学校から帰ったら、ヘッドフォン越しに英語で会話をしながら、友達とゲームが出来るようになり、学校でも友達とちょっとした会話をするようになったようだ。

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キャラクターもそれぞれ。

長男 「ママ、アメリカ人ってのは、時間をまもらないの?
連絡しても連絡くれないし…」

わたし「守る人もいるし、守らない人もいるよね。きっと。けれど、
日本人ほど、相手に迷惑をかける、とかって、相手のことを気遣わない
かもしれないね。自分のタイミングを大事にするかもね。家具の配達も
日本とは同じじゃなかったでしょ。」

後日

長男「ママの言う通りだった。
デボーンはちゃんとしているってのが、
分かった。それに対して…」


お迎えの風景が変わった。
友達と手を振り合ったり、「あとでな」的な一言を交わしている様子が見られるようになった。車内での会話も声が明るくなった。はしゃぎ過ぎ、浮かれすぎ、なくらいに、元気になった。まあ、良かったかな。

それにしても、メールのやり取りでも、しつこいくらいに、遊べるか、と問いただす息子のしつこさ、執念が、我が息子ながら、凄いなと母は思ったよ…。
いったい、誰に似たのか。

 Have a good one !