3か国目の海外駐在になりました。
チェコ(プラハ)、ドイツ(デュッセルドルフ)、東京を経て、今度はアメリカ(ニューオリンズ)です。
コロナウィルスが流行する中、世界中で人々の往来が減り、駐在員家族も臨時に一時帰国している最中の出国。準備の段階から、これまで経験したものとは全然異なりました。また、ニューオリンズは日本人駐在員の数も少なく、ネット上で気軽に集められる情報もありません。
こうしたことを背景に、これから駐在が決まる人、日本にいる家族、友達、海外に行きたくても今は自粛されている人、などに向けて、自分たちの経験や気付きが力づけになればと思い、ブログをはじめることにしました。
海外に着任した直後はまだ友達もおらず、けれど、カルチャーショックの連続で、それを共感してほしくて、これまでも何度もブログに挑戦したことはあるのですが、毎回3日坊主。今回は家族も巻き込み、カメラマンとして、時にはライターとして一緒にやろうかな、と思っています。
準備期間中、一番大変だったこと。
家族が離れ離れにならないように出国まで誰も体調を崩せないこと。
渡米の日が近づくにつれ、多忙になる中、体調管理にとても気を遣いました。健康体を目指して疲れ果てるという、矛盾する状態でした。
毎日の基本としては、薬味を使ったオリジナルスムージーで体調を整えました。
食べ物にどれだけ気を付けていたとしても、食事以外の要素で人間は体調を崩します。特に7月下旬に流行していた胃腸風邪、引っ越しという身体的精神的ストレスが加わって子供と私は胃痛を発症。そんなときに繊維たっぷりのスムージーはNGです。コロナウィルス感染の心配もあり気軽に病院に掛かることも出来ず、その上、時期的にもお盆だったので病院も休診。自力で治すしかない。そんな時はいつも自然療法に頼ります。
(↓こちらの梅エキスが重宝しました。)
海外生活では日本ではハードルが高くないちょっとした行為でも、ものすごく、腰が重くなります。病院通いもその一つ。日本にいるとき
「ローフード(変わったものの意)を食べてたり、健康に関する資格を取ったり、ずいぶんと熱心ね…」と言われたことがあります。
海外に生活するということは、自力でなんとかしなくてはならないこと、その国のシステムがよくわからずに身動きが取れないこと、、そのようなことが私の場合、山のようにあり、健康体で日常を送り続けることが最も大切なことなのです。
国によって異なる規制
ヨーロッパに駐在した時には船便に日本の食材を沢山詰め込みました。
ところが、アメリカは船便はおろか、航空便にも入れられず、手荷物でしか持ち込むことが出来ませんでした。しかし駐在も3度目ともなれば、自分が海外で使うであろう食材も、多少は分かってきます。アメリカではなんでもあると聞くけれど、やっぱり、日本食材の値段は3~5倍。
ある程度買いそろえていざ入国。
審査のときも何事もなく通過したと思いきや、スーツケースを開いてびっくり!
乱暴に開けられた抹茶ラテの箱。明らかに手で割ったであろう、米麹。他にも、ジップロックに入れていたはずの味噌が袋から出され、一部液漏れ。米麹も、麹がバラバラにほぐしてあるタイプのものは、袋を開けられて、没収されていた痕跡が。米は虫が付く可能性があるので、持ち込み禁止食品だったのを忘れていました。麹がバラバラのものに関しては、きっと、米だと思われたのでしょう。麹を持ち込む際には、固形のものの方が紛らわしくないかもしれないです。
↑ よりによって生味噌を開けられた。 ↑ この紙
ぐちゃぐちゃになった状態のスーツケースの中にこの紙も一緒に入っていました。
出国時も入国時も一度も搭乗手続きの際にも一度も検温されませんでしたが、サーモグラフィーで監視されているのだそうです。気付かぬ間に色々と検査されていたようですが、誰も発熱もなく、咳が出ることもなく、渡米出来て良かったです。
コロナの影響で飛行機も減便されていたので、日本→シカゴ→ダラス→ニューオリンズと3回も乗り換えをしましたが、空港は空いているし、日本→シカゴ便はジャンボ機なのに、ビジネス・ファーストクラス合わせて10組しか乗っていなかったそうで、機内も空いていて、快適に過ごせました。
やっと時差ぼけが抜けてきたところで、少しずつ、頭が動き始めました。
ボチボチ、これまでの1週間を振り返ってまとめていきます。