TJ.Famの日常 ニューオーリンズ編

2009年チェコ→2011年ドイツ→2015年日本→2020年アメリカと3か国目の駐在生活。TJ.Famの日常を綴ります。

ゴミの捨て方がいまいち分からない…

How y'all doing? 
(はいやー どぅーいん)
 


「アメリカ・カルチャーショックあるある」のようだが、わたしの住むレジデンスにはゴミの分別場所がない、のだ。勿論、カリフォルニアなどは環境保護の意識が高く、州や地域によって差はあるが、根本的な考えとして、広大な大地に大半のゴミは埋めてしまうのだそう。ゴミは焼却すると有害な物質であるダイオキシンや温暖化の原因である二酸化炭素を排出する。一方、埋め立ては土壌汚染の懸念がある。

 

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↑左 マンションの共同のゴミ箱 ↑中央 スーパーマーケットのゴミ箱 右↑

マンションのゴミはこのように巨大なコンテナが1個だけ外に設置されていて、いつ捨てても何を捨てても構わない、と説明された。日本のわたしの住んでいた地域では、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ(缶、瓶、段ボール、紙ごみ)、ペットボトル、粗大ごみ(有料)、で無料回収されていたので、かなり戸惑う。分別したいのに、分別先がないのだ。瓶も缶も全て入れていい、と。粗大ゴミという概念もどうやら、無いのか?コンテナに入りさえすればよく、洗濯機のようなものが入っていることもあるらしい、と聞いた。

都会はリサイクルのシステムがあるようで、例えば、NYに住む人の話によれば、紙とプラスティックの分類はある、らしい。けれど、分類したところで、後には一緒に埋めている可能性もゼロではない、らしい。

スーパーにはオーガニック食品が沢山並んでいるのに、矛盾しているように思う日本人は多い。わたしが住むエリアでは買い物した際のレジ袋や紙袋も無料で、2重に入れてくれる。家に帰宅したら大量の包装袋の山である。コロナ感染を懸念してマイバックの使用禁止というニュースを日本で見ていたが、その影響なのだろうか。誰もマイバックを持参している様子がない。

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↑ これぞアメリカのスーパーマーケット Walmart のレジ

ゴミは燃やすにしても埋めるにしても環境への負荷は計り知れない。リサイクルするにしてもコストがかかる。
何年も前から言われているように、物質的豊かさから精神的豊かさを目指す、のか、人間の叡智を結集し物質的にも持続可能な循環型社会を科学の力で実現する、のか。そろそろ問題を先延ばしにはできない気がする。

2020.9.1 追記

ルイジアナ州 New Orleans市のリサイクルシステムについて

https://nola.gov/sanitation/recycling/sort/


Have a nice one!